おかぽん先生の日常と随想

前口上

2024年02月25日 07:15

 ブログを始めるにあたり、なんらかの題目をつけねばならない。音が出るものが好きなので「鳴くもの鳴るもの」にしようかと思ったが、あんまりカッコよくない。音がでる何が好きかというと、楽器と動物だ。楽器の中でも指で弾いて鳴らす撥弦楽器が好きだ。今これを書いている部屋の中にも、ウクレレ、ギター、リュートがある。それじゃ「撥弦楽器の部屋」がいいかなと考えて検索してみたら、意外なことにそのような名称のブログはないことがわかった。というわけで、このブログは撥弦楽器の部屋としよう。と最初は思っていた。それにちょっとスカしているような気がしないでもない。だから、撥弦楽器の部屋は副題にして、おかぽん先生の日常と随想を主題目にしたのだ。

 とはいえ、撥弦楽器のことばかりを書くわけではないだろう。公開する以上、ある程度公共性をもった覚え書きになると思う。しばらく前まで新潮社のウエッブサイトで青春記を連載していた。あの連載は青春記なのでずいぶん昔のことを思い出して書いていた。昔のことなのでいわゆる時効ってことで、少々個人的なことを書いても良かろうと思っていた。しかも昔のことは適度に脳内編集されているので、半分創作みたいなものだ。しかしブログは今のことを書いている。今のことをある程度公共性を持たせて書くには、趣味の撥弦楽器のことを中心にするのが良いような気がしている。加えて適度に年老いてきたので、青春記には書かれなかった昔話を、半分創作として書いてゆくだろう。

 まあきっと今日の出来事についても書いてゆくのだろう。いかんせん適度に年老いてきたので、今日の出来事でさえ思い出であり、半分創作のようなものだと思って読んでください。うん、そうすると今の題目でいいな。